1912年に北大西洋に沈没した、豪華客船タイタニック号を見に行くツアーに向かった『潜水艇タイタン』ですが、2023年6月22日に潜水艇のパーツを海中で発見したと公表したと報じられています。
今回は『潜水艇タイタン』の内部や構造について調べてみました。
激狭過ぎ‼潜水艇タイタンの構造とは⁉
沈没した豪華客船『タイタニック号』の探索するツアーに出て消息を絶った潜水艇「タイタン」の構造について調べてみました。
潜水艇タイタン内部は立つことや横になることが出来ず、かなり狭い空間で過ごす事になります。
小さい窓が一つで密室した空間に5人が搭乗していたとのことです。
過去に4回、潜水艇タイタンに乗客した方によると4回とも通信が一時途絶えた事や今回の潜水においても潜水開始から2時間足らずで母船と通信が途絶えたとのことです。
潜水艇タイタン号の元乗客は、タイタニック号探検を含む4回の潜水に参加し、そのすべてで通信が一時途絶えたと語った。 タイタン号は2023年6月18日、潜水開始から2時間足らずで母船との通信が途絶え、5人を乗せたまま行方不明になった。タイタン号は潜水艇であり、潜水艦のように自ら発進したり帰港したりすることができない。その代わりに潜水スポットまでの往復を水上の母船に頼っている。
タイタニック探検など4回潜水した元乗客がコメント「毎回、通信が途絶えることがあった」（海外）（BUSINESS INSIDER JAPAN） – Yahoo!ニュース
潜水艇タイタンは自ら発信することが出来ない為、水上の母船が命綱のようなものだったようです。
操縦がゲーム機のコントローラー
BBCは2022年に潜水艇タイタンを撮影した際に運行会社「オーシャンゲート」の代表は、ビデオゲームのコントローラーのような装置で操縦すると説明したことから潜水艇タイタンの操縦はゲーム用のコントローラーで行っているとのことが分かります。
操縦するコントローラーはロジクール(Logitech) が2010年に発売したワイヤレスPSコントローラF10と言われてます。
コントローラーは日本円にして5720円とも言われています。
タイタンの操縦は5720円のロジクール製ワイヤレスゲームコントローラーを使用
Twitter
BCCが内部について撮影した際に操縦方法について説明をされています。
捜査方法の説明について
〇潜水艇内の操作は1つのボタンのみ
〇潜水艇をゲームのコントローラーで操作する
〇ロジテック製
〇基本的にはソニープレイステーションスタイルのコントローラー
〇前に進む時はバーを前に、後方に進む時は後ろに
〇右に曲がりたい時は右に曲げ、左に進みたい時は左に曲げる
潜水艇タイタンの操縦がゲーム感覚であることが分かりました。
2018年には従業員と会社で裁判沙汰も‼
2018年に元従業員が潜水艇タイタンの会社を相手に裁判を起こします。
潜水艇の『のぞき窓』は水深4000mまで乗客を運ぶことを想定していたにもかかわらず、1300mの圧力しか耐えられない設計だったととのことです。
しかし、会社は拒否し裁判に訴えた従業員を解雇にしたとのことです。
潜水艇タイタンの5名の乗客はどんな人物⁉
今回、このツアーにはツアー会社の創設者、フランス探検家、イギリス富豪、パキスタン富豪、息子の5名で潜水艇タイタンに乗り、7泊8日で1人25万ドル(日本円約3500万円)の費用と言われています。
潜水艇タイタンのに乗る際に免責書類には最初のページだけで『死亡』という言葉が3つも入っていたとのことです。
ＷＳＪはアニメーション「ザ・シンプソンズ」の作家で制作者のマイク・レイス氏（６３）の言葉を引用し、「署名した免責書類の最初のページだけで『死亡』という言葉が３つも入っている」と伝えた。レイス氏は昨年７月、潜水艇「タイタン」に乗ってタイタニック号を観光した。
「死亡しても責任負わない」…タイタニック観光潜水艇に免責条項（中央日報日本語版） - Yahoo!ニュース
つまり死ととなり合わせであり命懸けでで潜水するということになります。
さらには、搭乗時には身体的負傷や障害、精神的トラウマを生じるリスクについても記載されいないことや『この潜水艇は試作品であり、いかなる公認機関からも承認を受けておらず、検査を通過していない』など記載されているとのことです。
ＣＢＳ放送のデビッド・ポグ記者に確認した免責書類には「潜水艇搭乗時には身体的負傷や障害、精神的トラウマ、死亡が発生するおそれもある」という内容が含まれている。特にポグ記者が署名した免責書類には「この潜水艇は試作品であり、いかなる公認機関からも承認を受けておらず、検査を通過していない」という内容もあったという。ポグ記者は「免責書類には８通りで死亡や身体障害が発生するおそれがあるという内容が書かれていた」としながらも「昨年まで運航会社オーシャンゲートの潜水艇搭乗客のうち死亡はもちろん、一人の負傷者も発生していない」と話した。
「死亡しても責任負わない」…タイタニック観光潜水艇に免責条項（中央日報日本語版） - Yahoo!ニュース
リスクを承知した上で潜水艇タイタンに搭乗しているので、それ以上にタイタニック号に魅力や興味があったということではないでしょうか。
まとめ
今回は潜水艇タイタンの内部や操縦方法について調べてみました。
かなり狭い空間であることや操縦方法がゲーム機のコントローラーであったこと分かりました。
また、潜水艇タイタンへの搭乗するにあたり命懸けやその後の身体に生じるリスクや負担も承知に上で搭乗されていたことが契約書を通して分かりました。
今後の報道が気になるところではないでしょうか。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
